心は小学生でも現実は…

ふらりと入ったファッションセンターしまむらで、クリィミーマミのTシャツに身悶えた。

これは、子供の頃にものすごく大好きだったアニメ。

主人公の優と自分をダブらせていっつも観ていたアニメのTシャツが目の前にあり、ものすごい物欲にかられた。

そそくさとTシャツを手に取り鏡の前へ行き合わせてみる。

ヲタクとマミ。

もしくは、おばちゃんとマミ。

クリィミーマミを観た瞬間気持ちは小学生に戻ってしまったけれど現実はアラフォー。

マミは歳を取らないけれど、こちらは確実に取っている。

あまりの似合わなさに、涙が出そうだった。

お値段もお手頃だし欲しくてたまらないが、自分が着るとなると躊躇する。

おばちゃんが着ると痛いだけの代物にマミが落ちてしまう。

自分があと三十若かったら…、小学生だったら絶対お小遣いはたいて買うのに…無念でしかたがない。

いっそ自分の子供に着せようかと想ったが、我が家は男しかいない。

残念無念以外の何者でもない。

心の中で号泣しながら”可愛い十代の子に買われるんだよ。
”とTシャツに別れを告げ、タオルだけ買って店を出た。