映画『ジミー、野を駆ける伝説』の感想

昨日、映画『ジミー、野を駆ける伝説』を観てきました。
そのあらすじと感想を書きます。
1933年のアイルランドが舞台であり、当時のアイルランドでは英国からの独立派と反対派が対立していた。その内戦後の混乱と共に、経済は不況に陥っていた。
若者を中心とした多くの労働者達が仕事がなく、路上にあふれていた。
そんな希望のない毎日の連続で、人々のささやかな楽しみがあった。それは、主人公のジミーが仲間たちと作り上げたホールでのダンスであった。ホールではダンスレッスンやデッサン、詩の朗読などの教育も行われていた。
ところが、そんなささやかな楽しみも地域の神父や保守的な人々の手によって、存続の危機に立たされる。
そこで、ジミーはみんなの心の拠り所を守るために奮闘するのだ。
ここまでが物語の簡単なあらすじである。
この映画を観て、今では当たり前のジャズやダンスが宗教を理由に弾圧されていた歴史を振り返ると、先達の苦労と犠牲に感謝するばかりです。
日本では小林多喜二のように、アイルランドでは本作品のジミーのように、弱者である労働者の代弁者が不当な待遇に合うというのは世界共通なのだとも思った。
ジミーは作品中でこう言った。「人生は短過ぎる」だから、働く仲間のために、自由を守るために彼は立ち上がったのだ。
実在した人物が守ろうとした「自由」は、現在確かな権利として確立され、若者たちに受け継がれている。